全国有数の米どころとして知られる新潟県・長岡市は、
日本酒はもちろん、古くから醤油や味噌づくりも盛んな地域です。
歴史ある蔵元を見学したり、気軽に味わえるおいしいお店など、
発酵と醸造のまちをのんびり楽しんでみませんか。
全国有数の米どころとして知られる新潟県・長岡市は、日本酒はもちろん、古くから醤油や味噌づくりも盛んな地域です。歴史ある蔵元を見学したり、気軽に味わえるおいしいお店など、発酵と醸造のまちをのんびり楽しんでみませんか。
散策していると、まるでタイムスリップしたような気分に。
START
宮内駅
徒歩1分
おいしくて、かわいい!醸造&発酵の商品がいっぱい
FARM8 ReACTION STORE
地元の「おいしいもの」で全国各地をつなげるプロジェクト「FARM8」のコンセプトショップ。
好きな日本酒を注いで作る「ぼんしゅグリア」、酒粕の発酵ジェラート「醸グルト ジェラート」など、気軽に発酵・醸造のおいしさを楽しめるのが嬉しい。 かわいいパッケージの商品がたくさん揃っていて、お土産にぴったり!
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「ぼんしゅグリア」と「醸グルト ジェラート」
ワンカップサイズの「ぼんしゅグリア」(480円)は全国の果物を日本酒と味わえる楽しい商品。酒粕を使った「醸グルト ジェラート」(420円)はヨーグルトのような味わい。
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店頭限定の「醸グルトシェイク」
「醸グルト ジェラート」は店頭ではシェイクでも味わえる。
「醸グルトシェイク」(プレーン500円、いちご550円)
FARM8 ReACTION STOREファームエイトリアクションストア
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住所
新潟県長岡市宮内3-3-19
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電話
0258-94-5518
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営業時間
9:00〜18:00
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定休日
不定休
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HP
※現在は他店と併設されています。
徒歩9分
江戸時代から伝統の醤油を作り続ける醸造元
越のむらさき
ガラス戸を開けて入店すると、ほのかな醤油の香りが。江戸時代から醤油を作り続ける老舗の醸造元では、看板商品のだし醤油「越のむらさき」をはじめ、ずらりと並んだ醤油や調味料がすべて購入可能。ぜひ試飲で味を比べてみて。歴史を感じさせる建物や醤油づくりで使われているレンガ造りの小麦炒り機も必見。
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大豆を蒸すタンクやレンガの炒り機など、雰囲気のある装置は今も醤油づくりで活躍。1週間前までに予約すれば工場見学もできる(5名程度から)。
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いろんな醤油を味見できる。醤油といっても種類によって全く味が違うのだ
越のむらさきこしのむらさき
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住所
新潟県長岡市摂田屋3-9-35
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電話
0258-32-0159
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営業時間
9:00〜17:00
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定休日
土曜、日曜、祝日
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HP
江戸時代に参勤交代でも利用されていた摂田屋の旧三国街道。風情ある黒壁の佇まいに、思わずゆっくりと散策したくなる。
徒歩6分
伝統と革新を味わえる、味噌と醤油の醸造元
星野本店
江戸時代後期・弘化3年創業の醸造元。地元で愛される味噌や醤油をつくり続けながら、長岡越路産大豆の味噌をフリーズドライにした贅沢なインスタント味噌汁の製造など、常に新しい取り組みも行う。太い梁と高い天井で、趣のある落ち着いた空間の直営店では限定品の購入や試食で味くらべができる。
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切った野菜が一晩で手軽にお漬物になる「糀一夜漬の友」(378 円)は塩麹ブームのずっと前から人気商品!
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リピーターも多い「白だしつゆ」(648 円)は料理好きなら使ってみたい逸品。茶碗蒸しなど色をきれいに仕上げたい料理に。
星野本店ほしのほんてん
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住所
新潟県長岡市摂田屋2-10-30
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電話
0258-33-1530
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営業時間
8:30〜17:30
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定休日
土曜、日曜、祝日
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HP
赤レンガの壁と醸造蔵の黒い壁。レトロな雰囲気がむしろ新鮮に感じる摂田屋地区。
徒歩2分
機械に頼らず、昔ながらの道具を使った手づくりの日本酒
長谷川酒造
大きな鶴の家印が描かれた障子戸を開けると日本酒がずらり! 代表銘柄「越後雪紅梅」をはじめ、登録有形文化財の母屋に並ぶすべての銘柄が購入可能。長谷川酒造では、杜氏と蔵人たちの熟練した技と経験により、ほぼ手作業で酒造りを行っている。小さい酒蔵ならではの丁寧に仕込まれた日本酒をぜひ味わいたい。
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ラベルにまつわる逸話など、代表取締役専務・長谷川葉子さんの説明を聞きながら楽しく試飲。
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並べられた日本酒はすべて購入可能。試飲で飲み比べて、お好みの銘柄を選んで。
長谷川酒造はせがわしゅぞう
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住所
新潟県長岡市摂田屋2-7-28
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電話
0258-32-0270
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営業時間
8:30〜17:00
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定休日
日曜、祝日、第2・第4土曜
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HP
徒歩8分
圧倒的な存在感を放つ、色彩鮮やかな「鏝絵」
旧機那サフラン酒の鏝絵
左官職人がコテと漆喰で描く鏝絵。その技法で動物や植物を描いた土蔵は、鮮やかな色彩とその迫力に引き込まれる。明治から昭和に薬用酒として人気のサフラン酒で財をなした吉沢仁太郎の屋敷は庭園や離れ座敷も見どころで、公開日にはガイドと一緒に見学できる。蔵は現在、サフラン酒の売店として販売と試飲を行う。
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明治20年から続くラベルデザインがレトロでかわいい「サフラン酒」。シロップのような甘さで、後味はさわやか。
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東洋のフレスコ画といわれる鏝絵。軒や戸袋にまで鏝絵を施した豪華な土蔵は見応え十分。
旧機那サフラン酒の鏝絵きゅうきなサフランしゅのこてえ
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住所
新潟県長岡市摂田屋4-6-33
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電話
0258-86-8545(ミライ発酵本舗)
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開館時間
【鏝絵蔵外観】常時公開
【鏝絵蔵屋内・売店】土日祝日9:30~15:30 -
定休日
平日(鏝絵外観は見学できます)
摂田屋の魅力を発信
摂田屋6番街
発酵ミュージアム・米蔵
サフラン酒の創業者・吉沢仁太郎が所有し、2,300俵もの米俵が貯蔵されていたという「米蔵」。その米蔵が改築を経て、2020年10月にオープン。天井が吹き抜けになっており、ゆったりとした時間が流れる。地元食材を活かしたメニューを堪能できるカフェや、「発酵」について楽しく学べるラボ、長岡出身の絵本作家・松岡達英さんの絵本コーナーなど、大人も子ども楽しめる。
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施設内のカフェ「6SUBI(むすび)」の看板メニューはおむすび。摂田屋の味噌や醤油を使ったこだわりの具が選べる。
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絵本がずらーっと。小さなお子さんも楽しめそう。
摂田屋6番街 発酵ミュージアム・米蔵せったやろくばんがいはっこうみゅーじあむ・こめぐら
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住所
新潟県長岡市摂田屋4丁目6番33号
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電話
0258-86-8545
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営業時間
9:00〜17:00
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定休日
火曜日(祝日の場合翌日休館)
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HP
https://settaya6-hakkomuseum.jp/
徒歩1分
地元で愛されている人気の老舗パン屋さん
旭屋
人気のコッペパンは自家製ジャムやあんこ、バタークリームなど10種類から選んで、お母さんがその場でぬってくれるスタイル。とろっとした半熟卵が中に入った大人気の「煮たまごドーナッツ」(150 円)や醸造元・星野本店の味噌を使った「みそボール」(80円)など、摂田屋らしい味噌や醤油を使ったパンも並ぶ。
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醤油とみりんで煮た半熟卵を生地で包んで揚げた「煮たまごドーナッツ」(150 円)。
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コッペパンの1番人気はデキシーピーナッツ(140 円)。
旭屋あさひや
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住所
新潟県長岡市摂田屋4-7-31
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電話
0258-32-0981
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営業時間
7:30〜18:30
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定休日
日曜、祝日
徒歩1分
日本酒の魅力を体感
吉乃川酒ミュージアム「醸蔵」
創業470年余の日本酒の蔵元、吉乃川の敷地内に佇む「醸蔵」は、国登録有形文化財「常倉(じょうぐら)」を改装して誕生。
昔ながらの酒蔵道具や昔の酒造りの映像が見られる。吉乃川の日本酒の試飲、販売も行っており、ここでしか買えない貴重な日本酒も。
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館内に足を踏み入れると、広がりのあるモダンな空間。
天井には、トラス工法」と呼ばれる三角形状に組まれた鉄骨が美しく連なっている。 -
メインスペースは吉乃川のお酒を立ち飲みで楽しめる「SAKEバー」
おすすめの日本酒8種類を1時間1,000円で試飲ができる日本酒好きには夢のような場所
吉乃川酒ミュージアム「醸蔵」じょうぐら
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住所
新潟県長岡市摂田屋4-8-12
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営業時間
9:30〜16:30
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定休日
火曜・年末年始
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HP
徒歩2分
まち歩きの休憩に
江口だんご摂田屋店
明治35年創業の老舗団子屋。新潟の良質な素材を使って作られたお団子とともに日本庭園を眺め、ちょっと一息。雁木スペースでは焼きたてのみたらし団子を実演販売。季節によってはかき氷やおはぎなども。
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摂田屋だんごセット。出来立てのモチモチのお団子に、みたらし餡をかけてどうぞ。
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クリームあんみつ。あんみつに合うように加勢牧場のガンジーソフトクリームをオリジナル配合で作ってもらったというこだわりの商品。
江口だんご摂田屋店えぐちだんごせったやてん
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住所
新潟県長岡市摂田屋4-8-28
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電話
0258-39-9173
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営業時間
販売 9:30〜18:00/喫茶 10:00〜17:00
実演販売 10:00〜16:30 -
定休日
毎週火曜日
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HP
https://settaya.e-dango.com/