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長岡駅からほど近く。創業67年を迎えるお店「すし和風料理米八」。お寿司だけではなく、お酒のお供になりそうな料理が充実しています。
恵方巻が大人気で、今年の節分では職人さん総出で1,200本近く巻いたそうです。長年、地元の人から親しまれてきた名店です。
社長の河田さん。優しい雰囲気がにじみ出ていますね。お店は河田さんのお父様の代から続いており、ご自身も小さい頃からお店の味に親しんでいたそうです。河田さんは大学進学をきっかけに上京し、卒業後は寿司料理のお店で働き始めますが、体調を崩されたお父様に代わりお店を継ぐことを決意します。
お店でえちごいちの味噌を使うことになったのは、元々お店に通っていた河田さんの知人がえちごいち味噌に就職し、セールスに来てくれたことがきっかけでした。
「すぐに使うよ、と返事をした。美味しいからね。」と河田さん。
以来、30年近く同じ味噌を使い続けています。味噌は滑らかなこし味噌と糀の粒感が残る味噌の2種類を用途によって使い分けているそう。
「美味しい味噌を作ってもらっていてほんとにありがたい。」今ではお店の多くのメニューにえちごいち味噌の商品が使われています。かぐら南蛮味噌、あじのなめろう、海鮮ピザ、鮭の味噌漬けやきゅうりの味噌漬け、酢味噌や味噌だれなど、「あれもこれも味噌を使っているよね。」と河田さんの口から次々とメニュー名が出てきます。
どれも程よい塩味で、ほんのりと味噌の香りが感じられ素材の味を引き立てます。鮭の味噌漬けは風味豊かでお酒が進む逸品。きゅうりの味噌漬けは淡い色に旨みが閉じ込められた上品な浅漬けです。常連さんの声から始めたピザは隠し味の味噌がいい塩梅に和風のバランスを保っています。軽い食感でお寿司の出前と一緒に注文が入るほど人気なのだそう。
河田さんにとって一緒に働くスタッフは家族も同然。学校卒業後の若いスタッフたちがライフステージを歩んでいく姿を近くで見守ってきました。
活気あるアットホームな雰囲気は常連さんが多いのも納得です。
えちごいち味噌の担当者の佐藤さん。(写真左)
「味噌は地域の気候や風土に合うように変化してきたものなので、こうして地元飲食店で使われているのはメーカーにとって嬉しいですね。地元食材を大切にしているお店で自社の味噌が長年使われているのは誇らしいこと。知らなかった使われ方も教えてもらったので改めて勉強しに来ないと。」と話してくださいました。
気候風土に合った味噌を作るメーカーと常連さんの喜ぶ味を提供する飲食店。地元を大切にして真摯に向き合う姿勢が重なります。河田さんも佐藤さんもお互いに「ありがたいですね」と話されているのが印象的でした。
お客さんには見えないところで築かれてきたこのつながりがこれからもずっと続いてほしいですね。