HAKKOtrip&week 2023 開催レポート① 宮内・摂田屋編

10月15日~21日にHAKKOtrip&weekが開催されました。「HAKKO trip」は今年で5回目。
今年はさらに期間を拡大してボリュームアップして開催しました。まずは、10月15日(日)の宮内・摂田屋の様子からご紹介します。
当日は、あいにくのお天気でしたが、家族連れや、お友達同士、近所の子どもたちが仲間で遊びに来たり、様々な来場者でにぎわいました。

 

謎解きラリー

今年はじめての試み「HAKKO謎解きラリー」では、多くの小学生や謎解きファンが参加してくれました。
宮内~摂田屋の歩いて回れる範囲のなかに、商店街や味噌・醤油蔵・酒蔵に8つの謎が用意されています。それぞれの現地にある看板などを見ながら謎を解いていきます。
8つの謎を解き終わると、最後の設問が出てきて…それを解くと、あるキーワードが導き出されます。
なかには難しい問題もありましたが、答えがわかったときのひらめきや爽快感が謎解きの醍醐味。「なるほどね~、そういうことか~!!」と楽しい声が聞こえました。

 

クリアした方には摂田屋の発酵商品やキャラクターグッズをプレゼント。

 

宮内駅前からのにぎわい

こちらも今年からの取り組みとして、宮内商店街のシャッターに造形大学の学生さんがマスキングテープアートを制作。
イベント前日に脚立を使いながら、大きな作品を制作。見ごたえのある力作が8点が並びました。
宮内駅からメイン会場までは歩いて10分くらい。今年は歩行者天国ではなかったので、道のりをどう楽しむかを考えて実践した試み。
普段と違う街並みに気分が盛り上がります。

かつての用途にちなんだアートを考えてくれました。こちらはガスショップの展示として使われていた場所なんだそう。ほかにも呉服店や酒屋さんの作品も。

 

 

こちらは、「いのぷろ(長岡造形大学イノベーター育成プログラム)」のみなさん。
都会と違って電車の本数が少ない地域なので、ちょうどいい電車を逃すと長時間待ってしまうことも・・・いのぷろの企画は電車の待ち時間を楽しく過ごせるワークショップ。
雨の中でしたが、とても明るい雰囲気で楽しい空間でした。
米袋のバックやキーホルダーを作ったり、楽しく手を動かしておしゃべりしているとあっという間に時間が過ぎます。
当日は、米袋バックを片手に散策する方も多く見かけました。丈夫で大容量なので重宝しそうですね。この米袋は三島地域の栁醸造さんからのご提供。

 

旧三国街道沿い

続いて、醤油の香りが漂う「越のむらさき」付近の旧三国街道沿い。
石畳の雰囲気のある小道は、タイムスリップしたような雰囲気で街歩きに人気のスポット。
普段は静かな通りですが、この日は楽しい企画でにぎわいました。

シャッターアートでも活躍した長岡造形大学生が、マスキングテープのワークショップを担当しました。
「この街道で子どもたちが遊ぶ景色をみたい!」という声から生まれた企画。
普段は大人がしっとり歩くことの多い場所ですが、この日はとってもにぎやか。子どもたちのカラフルな絵がどんどん増えていきました。
学生のサポートがあったおかげでバラバラに自由に描いている絵もなんだかまとまりが出てくるから不思議です。

 

街道沿いにはお蕎麦、団子、寿司の屋台が並びました。茶屋のような佇まいで街道の雰囲気にぴったり。
江口だんごのブースでは出来立てのお団子の横で地元御用達の居酒屋「丸秀」特製もつ煮が!気温が低かったこの日は特に大人気でした。

そして街道沿いには2年ぶりに人力車が登場。石畳の通りは人力車がよく似合っています。乗車するお客さんは注目の的。イベントならではの特別な体験です。

 

吉乃川・醸蔵

今年から会場としてお借りした「吉乃川」の場内。
この日しか味わえない発酵コラボメニューやクラフトビールなど、おいしい飲食ブースがずらりと並びました。


ゆめどり亭の焼き鳥はHAKKOtripの定番に!地元の方はテイクアウトして、夕ご飯に食べることも多いとか。

 

 

飲食のメイン会場となった場所にはお子さんが楽しむ縁日「FREAK FLEEK」が柏崎から初参加。
目をキラキラさせた子どもたちが絶え間なく訪れていました。魅惑の品物もさることながら、盛り上げてくれるから楽しさが倍増。

 

こちらも初参加、長岡を拠点に県内で活躍する「flipflops」が会場をゆるりと心地いい音楽で包みました。
曇天のなかでも明るい雰囲気をつくってくれる、音楽の力はすごい!

こちらは毎年お惣菜パンなどを販売している「おうちパン教室」。今年は現地でリアルパン教室!?
ミニチュアパンのストラップづくりワークショップを開催。パンの原料を使って、実際にオーブンで焼き上げます。腐らない秘密の技でミニチュアパンが完成します。意外にも男子に人気でした。

「醸蔵」のなかではJAZZが楽しめる時間も。日本酒を片手にこんな空間で生演奏が聴けるなんて贅沢な時間ですよね。

 


食券にはみっそんとしょーゆーんが・・!

 

 

旧機那サフラン酒エリア

続いて、旧機那サフラン酒本舗の敷地内。摂田屋のシンボルになっている鏝絵蔵の周りには発酵フードやハンドメイドのお店が集結。雨のなかでもにぎわいました。

 

人気の飲食店と歴史的な建物が並ぶ、HAKKOtripならではの景色。地元摂田屋の味噌・醤油を使った発酵フードはどれも魅力的で目移りしてしまいます。

 

 

クラフトは13のお店が集まり、温かみのある作品が並びました。たくさんあってどれにしようか迷いますが、出店者と話をしながら選ぶのも楽しい時間です。
米蔵では、イベント以外でも作家さんによるクラフト作品が並びます。

作家さんによるワークショップではお客さんが絶えない人気ぶり。

 

 

星長エリア

続いては、すこし歩いて星野本店と長谷川酒造の「星長」エリア。
隣り合う蔵同士で、この日限定のコラボ商品が「星長商店」として販売されています。
昨年好評だった味噌と酒粕を配合した「味噌粕」に加えて、新作のちりめんじゃこのお惣菜もお披露目。


長谷川酒造の日本酒を贅沢につかってちりめんじゃこをじっくり煮詰めることで臭みを消して上品な仕上がりになるそうです。
星野本店nの醤油と塩麹で味付けした「しょうが醤油味」と「塩麹味」の2種類。どちらもごはんが進む味わいです。


星野本店の売り場はイベント仕様に。絶え間なく人が訪れていました。

 

こちらはお隣の長谷川酒造。歴史ある建物に入れるだけでワクワクしますね。酒粕詰め放題やこの日だけの限定商品の販売も大盛況でした。

 

なかでも人気だったのは、素敵なお庭を眺めながらいただける「利き酒セット」。日本酒に合うおつまみは長谷川酒造特製!贅沢な大人の方向けの楽しみ方です。

 

星六かど屋エリア

続いて、味噌星六と道を挟んで向かいの仕出し屋のかど屋さん。

味噌星六のお味噌は遠方から買い求めるファンが多いこだわりの味噌。それがなんと詰め放題という新しい試み!大人気で山盛りの味噌もあっという間に残りわずか。


作り手とお話しができるのもイベントの醍醐味。よりおいしくいただけますね。

 

かど屋さんでは、自慢の魚の惣菜がずらり。普段から地元の星野本店の味噌醤油を使っているそうです。

 

今年は5年目の開催となったHAKKOtrip。
地元の方をはじめ、たくさんの方が主体的に参加して、いくつもの新しい試みが生まれました。
それぞれの課題解決に向けてイベントで実験してみる、いろんな方にとってそんな場所になっているようです。

あいにくの雨だったので、お客さまに満足していただけるのか心配でしたが、大勢の方が傘を差しながら宮内・摂田屋のまちを歩いていた景色が印象的でした。
回数を重ねるごとに、いろんな要素が加わって、来場者の方が思い思いに楽しめるイベントになっているように感じています。
宮内・摂田屋エリアに関わっていただいた皆さま、ご来場いただいた皆さま、今年もありがとうございました。

続いて、アオーレ・ミライエ編を公開します。